JUGEMテーマ:中国・広州生活
夕べ、11時半過ぎに検査結果が出て、
医師から説明があると言われました。
管を抜いてから、腎臓に水がたまり、
感染症を起こしているので
手術の必要がある、ということで…
「(説明)明日ですか?」と尋ねたら、
「今から。」
通訳さんに来てもらい、
12時半頃医師の部屋で説明を受け、
同意書にサイン。
今回は少し大きな手術。
尿管が狭窄している部分を切除し、つなぎ合わせるという手術で
合併症も現れるかもしれない、
手術後はICUで経過観察をする
ざっくり言うとこんな感じ。
背中からメスを入れて、傷口はだいたい5〜10cm。
ここの病院では月に1回程度
この手術をしている。
リスクの説明も受けたけど、多分、
日本での手術でもあり得ること。
元々、去年はじめてここを受診したときに
切開手術をするという段取りだったのが
入院して検査をしたところ、
切らないで、ステントを入れて様子を見ましょう、ということになったのです。
学校の先生には「手術」と伝えたので
1週間ほどで学校に復帰したときには大げさだったよなと
思いましたよ。確かに。
さて、以降飲食禁止。
部屋に戻り、夫にwechatで報告。
長男が水をほしがったので、
「明日手術だから水は飲めないの」と言ったらもう
そこから大騒ぎ。
電話で夫が説得に当たりました…。
夜中の間中、看護師さんが点滴を差しに来たり
一晩中よくしてくれました…。
ただ、朝方点滴を入れてるときに、
設置してあった点滴針のあたり(右手の甲)がもうぱんぱんにふくれあがって、
点滴を続けられるには厳しかったので抜いて、
左手甲にさし直しました。
(が、後からICUで見たときには首から点滴を入れていました。
太っていたらいいことない…。)
採血も5本し、
浣腸も大勢の説得により、なんとかクリア…。
8時から手術の準備をし、
(8時過ぎに主治医が来て、改めて手術の説明を受けました)
9時にはもう迎えのベッドが来ていて…
泣く泣く手術室に行きました。
喉が相当渇いていたようでヒーヒー言ってました。
口をゆすぐ程度で我慢させたのですが。
手術室前で待機していたら、
ニコニコと愛想のいい、細身の年配男性がエレベーターから降りてきて
辺りをくるくると見回してまして…
声をかけられました。
日本人でした。
日本のお医者さんが視察に来てる、と言ってました。
「今日はどうしたんですか?」と聞かれたので
「腎臓に水がたまってるので、取り除く手術です」と、答えたら
「そうですか〜。私は耳鼻科医です。」
と、何この会話。続かねー。
長男があまりに怖がるので、
入口から麻酔をかけてもらうようお願いしました。
通常は手術室へ入ってから
麻酔をするようで、
手術室の中が怖い、と、長男が泣くのですが
その怖さ、入ったことのない私には分かりませんし。
とりあえず部屋に戻り、
・ICU入院手続き
・協和高級医療退院手続き
(ICUに入る時点で、病室を引き払わなければならないらしい)
の、指示を待ちました。
どちらもすぐにはできないので
どうしようかなぁ…と、グズグズしてたんですが、
結局、夫を病室に残し、
私はいったん自宅に戻り、
やることやってからまた病院に戻ることにしました。
11時半出発。
自宅に12時過ぎに到着し、次男とご飯食べて、
夕飯の買い物に出かけて、
14時30分過ぎに病室に戻ったら
「手術が終わってICUに入った」との連絡がありました。
タイミングよし。
前回の管を抜く手術より全然早い。
ICUは入院棟の18階。
面会の曜日と時間がしっかり決められてます。
先に1Fの受付で入院手続き(前金1万元)しないと
ICUに入れてもらえないらしいです。
*入院者本人のパスポートコピー用意
(居留許可証も)
それからまた18Fに戻り、
呼びベルで看護師さんを呼び出し、
入室許可をもらいます。
さらにダブルドアになっていて、
手前で白衣を着させられます。
靴カバーをし、マスクをし、手の消毒をしてからやっと入室できます。
ICUって個室かと思ってましたが、
かなり広いところにいくつもベッドが並べられていて、
その隣にパソコンがあって管理されてました。
うちの子以外は皆、赤ちゃん。
ここでも同意書にサイン。
それから、買ってくる物リストを渡されます。
洗面器やら歯磨き粉、各種紙類。
食べ物はパンかケーキ、水分含んだ物を用意するように言われました。
さて、買い物に行かなくては!
と、ICU待合室に出てみたら、
何かおかしい、エレベーター来ない…
病院のスタッフに聞いてみたら、「停電」
そういえば、病室に通知が来ていたような…。
階段がないので、待つしかなく…
そしたら
照明も落ちる…。
ICUの照明も落ちてました…。
5〜10分とか言われてたのに、
20分以上足止め食らいました。
病院から言われていた消耗品は、
昨日散策した市場付近にあるのは分かっていたので、
病院建物出て左、
雑貨屋みたいなところでまず洗面器が目についたので購入。6元。
ペットシートみたいなのが置いてあったので、
ああこれだ、と、
そのほかリストを見せて、お店の人に尋ねたら
そこで全部揃ってしまいました。
あとはパン。
しっとり目の物がいいというのですが、
よく分からず。
市場隣のChase Luckでマフィンみたいな野購入。
自分たち用に、メロンパン購入。
マーガリン?がはさんであるのですが、
生地自体が甘く、しっとりしていてマーガリン不要でした。
このマーガリン、クリチが混ざってるんじゃないかと思うくらい
しょっぱい?酸っぱい?系でした。
小雨が降っていたので、市場の中を見ながら歩いていたら
フルーツが気になり……
細長い、紫のブドウと、黒々としたプラムを買いました。
お店のオバチャンに、あんたたち日本人?と聞かれました。
「ナニジン?」と聞かれることは多々あるけども
日本人?と聞かれることは今のところまれです。
病院に戻り、PICUに品物を届け、
(親のパスポートコピー*写真部分*も)
再度病室に戻って、5時過ぎ。
いったん病室の退去手続きをしなくては…だったのですが、
今日の病室費用はかからない、1日このままにしておく、
翌日もしICUから戻ってこられないようならば
やはり、退院手続きをとって病室を引き上げなくてはならないが、
とりあえずこのまま置いておいてよし。
何なら泊まってもいいです
と、言われたのですが、
私、この病院でのソファ寝生活に疲れが出てきておりまして、
そろそろフカフカなお布団にくるまれて手足のばして眠りたいと思ったので
帰らせてもらいました。
連日、デリバリーばかりだったので、
お味噌汁作って、ネギ刻んで納豆ご飯。
食後のんびりして、片付けも終わり、
洗濯物にアイロンかけてたら、
通訳さんから短信(20:30頃)
「パンは食べないので、やはり流動食がいいので
おかゆを買って、PICUまで届けて下さい」
!!!
えー!今から??
って言ってられない…。
とりあえず点都徳に行って、持ち帰り用の白粥頼んで
保温バッグに入れて、
地下鉄乗って病院行って
入院棟の建物前で黒制服の警備員に止められて
「息子が入院して、PICUにいます」と言って通してもらって
おかゆ渡したらすぐお払い箱(笑)。
1時間20分ほど、夜の散歩をしてきました。
こういうことがあるから、泊まっていいとか言われたのかなぁ…。